まったり叫ぶ桃の実

桃が1日の終わりに、その日思ったことを綴ります。口調が定まらないのもご愛敬

好きな詩が増えた♪

今日は詩が読みたい気分になったので寝る前に草野心平さんの作品をいくつか読んだ。

 

一番好きな心平さんの詩は『誕生祭』

確か詩集『蛙』に載っていた作品だったはず。

 

これを読んだ頃は今よりも詩に対して難しく考え過ぎていたというか、軽い気持ちで読んで、ふんわり楽しむことがあまりできていなかった。

それでもこの作品は直感的に「好き」だと強く思った。

 

そして今日またいくつか好きな詩が増えた。

『ヤマカガシの腹の中から仲間に告げるゲリゲの言葉』

『ぐりまの死』

『百姓という言葉』

 

この中でも特に刺さったのがゲリゲの言葉。

グチャグチャ食べられているのに、痛くて辛いはずなのに、それでも仲間に唄ってくれ! と言えるゲリゲにかっこよさや魅力を感じ、

 

「おれのガイストでこいつの体を爆破するのだ」(作中より引用)

 

の力強い言葉に凄く惹かれた。

 

 

心平さん自身のことを、私はまだあまり知らない。

問題客と喧嘩したり、中也さんにいじられた太宰さんに加勢した檀さんとバトったり、農業からいろんな商売までやってしまう、腕っぷしも意志も強い逞しい人というイメージがある。

こんな印象を持っている故、ゲリゲの潔さと逞しさに私が思う作者らしさを感じて楽しかったのも気に入った理由の一つだと思う。

 

 

あと理解しやすいと思った作品を見返すと、物語ちっくなのが多かった。笑

 

 

この調子でもっと詩も触れる数を増やしていきたい!