『99人の壁』というクイズ番組をご存知だろうか。
ある特定の分野に情熱を注ぐチャレンジャーが99人のブロッカーに四方を囲まれながら、様々な問題に答えていくクイズ番組だ。
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元々クイズ番組が嫌いではなかったが、『ナナマルサンバツ』というクイズ青春漫画を読んでさらにクイズの面白さを知った。
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クイズはただ問題の答えを考えるだけでなく、出題者の読み上げ方や言葉を出す順番などいろんな楽しみ方がある。
けれどこういった部分がフルに発揮される早押しは年々減ってきているような気がしている。
今年はついにあの『アタック25』まで終わってしまった。
そんな中、この99人の壁はクイズ番組に対する物足りなさを満たしてくれる。
一番見たい早押し問題があり、さらに問題文や出し方も上手い。
最近は同じジャンルに精通したチャレンジャーと壁という形が多いが、初期の頃は特に参加者それぞれ得意分野がバラバラだった。
だからこそ専門的な内容でありつつ、答えを知らない人でも考え方次第で答えを導き出せるという問題も多く用意されていた。
しかし全てがそういった問題なのではなく、ちゃんと知らないと答えられない問題も出題される。
なので、視聴者としても参加者としても楽しめるところが私がこの番組の一番好きなポイントだ。
さらに司会でおもしろくトークやコメントを言いながら番組を進める佐藤二朗さん、解説席であたたかくチャレンジャーと壁を見守る伊集院光さんもまた番組にとって魅力的な要素になっている。
そんな『99人の壁』だが企画上ソーシャルディスタンスが取りづらく、ここ2年ほどは基本リモート収録だった。
どこかスタジオ内にも寂しさがあった。
しかしついに！本日放送された回で、ようやくブロッカー99人全員スタジオ収録が叶ったのだ！！
「見慣れた光景が帰ってきた……」と、どこか胸がジンとするような気持ちに。
ここしばらくは不定期放送なので次がいつなのかわかりませんが、次の放送もたのしみすぎる！！！
